このレビューはネタバレを含みます
大友克洋「童夢」からインスピレーションを得た本作。
イノセンツ=無邪気な。子供たち。
大人たちが一切介入しない、
子供たちだけの秘密。
けれども
秘密にしたくてしているわけではなく
言っても大人は信じてくれない。
自分には超能力があると。
だからこそ、
どう解決したらよいのか
自分たちだけで必死で考える。
時には大人に答えを求めてみたりもする。
「意地悪な子が
意地悪なことをしようとしてたら
どうしたらいい?」と、、、
親が真剣に向き合ってくれない。
そもそも教えてくれる親がいない。
そんな場合はどうしたらいいのだろう。
幼少期に蟻を踏みつけたり、
そんな経験はないだろうか。
それは遊びの一つであったかもしれない。
無邪気で無垢だからこそ、
良し悪しが分からない。
子供たちを正しく導くことが
とても大事なのだと
改めて思わされる作品。
自然豊かで素敵な土地、
そしてたくさんの家庭がある団地で
こんなことが起こっているなんて。
お願い。もうやめて。
そう願わざるを得ないでしょう。