エイガスキー

イノセンツのエイガスキーのレビュー・感想・評価

イノセンツ(2021年製作の映画)
3.6
本作は、とある夏休み(?)に団地に住む超能力に目覚めた子どもたち4人のお話。

それぞれが自分の持つ超能力に気づいたのち、大人の目の届かないところで夢中になって練習(遊び)をしたりするのだが、その様は無邪気なかわいさと怖さが3:7である。
子どもの知らないことが多いゆえの無邪気さと奔放さが生む恐怖感のパンチはかなりキツい。

ふざけて遊んでいる時に、1人が加減を考えずに本気でやったせいでケガ人が出て、空気が一気に悪くなる、あの雰囲気を思い出させる内容だ。劇中の子どもたち本人も同様、遊びが恐怖に変わっていくなかで、「大人の目の届かないところで遊んでいた」事実が枷になり、自分たちだけで解決しなければいけないと、もがき苦しむ様子がすごく良かった。

事前に超能力ものと知っていたため、もっと派手なパワーを期待してしまった。。