こさたけ

イノセンツのこさたけのレビュー・感想・評価

イノセンツ(2021年製作の映画)
3.7

子供による

子供のための

子供の奇術団地大戦。




終始、不快で仕方の無い
ノイズと不協和音に包まれる。

これが今作の「ホラー部」の8割な気がするんですよね。
北欧らしい、カラッとしてるけど
確かに嫌な湿度も感じる
あの独特の嫌悪感。(褒めてます)


あとの2割はシンプルに
「子供」に対する恐怖。




こどもって、何考えてるか分かんないじゃないですか。

乏しい感性に表情に語感。
それも自閉症という、意思の疎通の壁まで立ててくる。

こうなると
何をしでかすか分からない不安定さと
しようのない共感の不安 ≒ 恐怖。


この答え、
言わば恐怖の正体が自分の中で導け出したら
もう後は本作に怖いもの無しですよ。
(こわかった)




夏休みが終わり 団地での

喧騒の中での静寂の決着。

ぅおうっ! ってなった。
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