このレビューはネタバレを含みます
むちむちしたおじちゃん団長が愛らしくてよかった。
俳優の睫毛のショット、いてこましたれ!という気持ちになる(適切)。
ベルイマンの映画って自殺に失敗する描写が多い気がする
おれの掲げる理想の夫…
『不良少女モニカ 』に続いて、ハリエット・アンデルセンの女性像が新鮮だったとかなのかな?? 前髪パッツンで後半部では胸元があらわになっている衣装を着ている。良さを掴めません。見ていられないってほどで…
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90分の尺でここまで語りきるベルイマンの凄み。
団長とアンの絶望の極みというシーンで突然あらわれる道化師が効果的でどん底に落ち狂気に駆られる団長の横で何も考えずべらべらしゃべる道化が重く、暗くなる…
アマプラで発見、ひさびさ未見のベルイマン作品を見る。
冒頭、馬に引かれるサーカスのワゴン隊が一列に並んで進んでいくのを遠目から撮ったのと、水面に映った姿を撮ったところから始まりめちゃめちゃベルイマ…
さっきアマゾン・プライムで見ました。
団長アルベルトが部下の劇団員を引き連れて旅をするというストーリー。
生きていく人間の絶望、堕落、脆さを描いて、団長が劇団のリーダー:フランと決闘の対決シーン…
あまりにも惨めなこの男からは、90分程度の枠には収まりきらない悲しき人生が窺える。
ベルイマン自身もそうだったように、人の愛し方を示す手本である父親という存在が、その役目を果たさない家庭で育ったのだ…
暮らしは浮草、魂は雑草。
道化師を描いた今作が興行的にコケて、フェリーニの『道』が絶賛されたので、ベルイマンは歯痒い気持ちだっただろう。今作の巡業サーカス団にあるのは差別、貧困、屈辱、憐憫とまあ、…