サーカス団長のアルベルトが妻を捨て恋人アンと巡業をしていた中故郷に帰り別れた妻とよりを戻そうとしていく映画
ベルイマンにしては普通のドロドロ関係の映画に感じた
典型的なダメ男アルベルトの描き方は上手…
大砲のショットがシンバルの音とシンクロし下世話な興奮のモンタージュとなり、白飛びした画面でサイレント的に演出される兵隊たちに唆されて醜態をさらす道化師の妻という回想シーンが哀れながらも大変鮮やか。対…
>>続きを読む当時のハリエット・アンデルセンに対するベルイマン自身の悪魔のような嫉妬心、それによる関係の悪化の末、ひとり激しい人間嫌いを爆発させて書いた脚本だという。後の『第七の封印』のラストにつながる望遠がいく…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
サーカスでは、面白おかしいことや、ときには危険をおかすほどの超人的なことをして人々を楽しませる。
彼らは笑われてときには蔑まれるが、それでもこれでしか生きていく術を知らない。そんな人生の哀歌的な作品…
主役の女優さんが不良少女モニカで主演していた人だとはわからず驚きました。目元がかなり違う気がしましたが、女優恐るべしですね。
アルベルトのしょーもなさと、その愛人の美しさ、そしてそんな2人の離れたり…
ベルイマンの作品を観て思うのは、同時代
の他の作品と比べて明らかに視点が違う気が
するのです。うまく説明はできないけど…。
冒頭の馬車のシーンも良いけれど、車輪が
水溜りを踏んでいくシーンと水溜りに…
イングマール・ベルイマン監督1953年作品。サーカス団での痴情のもつれというプロットが小津安二郎の「浮草物語」(1934年)と似てて驚いたんだけど、インスパイアされたんだろうか。
冒頭の移動中のサ…