ねこ無双

呪術召喚/カンディシャのねこ無双のレビュー・感想・評価

呪術召喚/カンディシャ(2020年製作の映画)
3.8
『屋敷女』のモーリー&バスティロ監督の作品。
モロッコの神話に登場するカンディシャを呪文で呼び出したばかりに悲惨な目に遭う女性たちの話。
カンディシャは六人の男を殺さなければ決して消えない、もしくは…。

呪術廻戦もじりってちょっと言われてるとおり、
コピーにあった特級、女魔物による…って特級呪物もじってますか?
呪術廻戦とカンディシャの視聴層は重ならないような気も個人的にするけど…あっ、それは私か。

結論展開がちょっと物足りなかった気分ではあったけど、全体的にはとても好み。
主人公三人組の関係性、キャラ描写もとても親しみがもてて、彼女らが住むコミュニティ、音楽ももっと知りたい気にさせられました。
五芒星囲んでの儀式、神話、カンディシャの見た目もとってもいい感じ。都市伝説的な怖がらせ方。
ゴア表現もなかなかザワザワ…直視出来ないくらいです。
山羊の蹄で踏み潰す…とか、体をパンみたいにふたつに割いちゃうとか。

殺戮対象がこれは死んでもいいかなキャラではないところ不条理ですね!
ウサギのあたりもとっても不条理!
弟にウサギが見つからなかったら新しいの連れてきてあげるの言葉にうなづく弟に、いやそれでいいんかーい!ってツッコみいれたくなるくらい不条理。

なのでその分殺されて欲しくないという気持ちが働くのか、じわじわ迫る脅威に恐怖を感じました。
カンディシャが私のやったこと見て見て!って召喚者にアピールしまくるのも、いや全然それ的外れだからって思っても全然わかってもらえず、もうとにかく召喚者そっちのけ、やりたい放題のカンディシャさん!
とにかく呪いの正体もよく知らずに勢いで呼んじゃダメ絶対!
そして、なんでフランス版キャンディマンなのか意味わかりましたよ!

あとカンディシャが下半分は馬なんだけど、上半分はとってもナイスバディ美女。
ケンタウロスからもうちょっと人間に近い感じ。
被害者とカンディシャが遭遇する場面で、上半分だけ見た被害者が一瞬鼻の下が伸びたような気がするのは気のせいかな?