函館三部作の1つ。
「そこのみにて光り輝く」は
菅田将暉の演技の
切なさに号泣したけど
この映画はいまひとつ。
前半 眠気をとばしながら観た。
函館が大好きで
昨年 移住してきた。
函館に「陰」なイメージは
持たないまま移住してきたが
映画を通して
寂れた港町。
廃れた港町。
貧しい町。
漁師の町。
そんなイメージが納得。
昔 伊東美咲主演の「海猫」を観た。
内容はもうおぼろげだけど
まさに寂れた、廃れた、貧しい。
そんなイメージの映画だった。
観光地として栄えてきた。
お洒落な街 の 反面
函館の裏の顔。
知りたくなかったけど
知ってしまえば
妙に納得した。
函館は仕事がないから
若者はみんな町を出ていくと聞く。
仕事がない。
でも生きていく為には
そういう方法しかない人も
なかにはいるだろう。
「そこのみにて光り輝く」の中で
池脇千鶴が言ってた台詞を
思い出した。
水産工場で週何日間しか仕事がない。
親を養わなければならない。
弟の世話人には逆らえない。
それでも函館を離れられない。
息苦しい閉塞感。
それと同じ感覚を感じた。
この映画。
「それが生活だ」
「これが函館だ」
生きていく為だ。
そう、ヒシヒシと伝わってくる。
本当にそうなの?
そう問い続けてる私がいる。