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死刑にいたる病のMALPASOのレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
3.1
映画『死刑にいたる病』

監督:白石和彌監督。
原作:櫛木理宇の小説。

主人公に大学生雅也に、連続猟奇殺人犯・榛村から1通の手紙が届く。24件の殺人の罪で死刑判決を受けた榛村は、最期の事件は自分ではなく、他に犯人がいることを証明してほしいと、雅也に話す。

阿部サダヲが猟奇殺人鬼を演じているのは面白い。パン屋さんが猟奇殺人って、パン屋さんの仕事って夜中に仕込んで、早朝から店開けて、いつ人殺す時間があるんだろう?おそらく休みがちなパン屋さんかと。

私見ですが、フィクションの世界ではあるけど、元FBI心理分析官ロバート・K・レスラー、『羊たちの沈黙』が、世界中で猟奇殺人ものの作品を増やすきっかけになった。しかし、24人も殺害というのが、どうにも日本が舞台では想像し難くリアリティを無くしてしまう。アメリカやヨーロッパでは稀にこんな驚くべき犯罪があるけれど、日本のコミュニティなのか、住宅事情なのか、警察が優秀なのか?

そして、この原作もですが、榛村という人物に描き方、後半の展開に首を傾げてしまう。そんな事はないと思うのだった。フィクションなので、いいのですが。日本でやるには無理があるストーリー。
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