死刑にいたる病のにっこりくんのネタバレレビュー・内容・結末

このシリアルキラーはどこまでもサイコパスで見応えがありました。
死刑宣告された被告人は、トラウマを植え付け、巧妙に殺人を唆し、それは病のように人を伝っていく、と言った内容は犯罪心理の観点からも理にかなった内容で、主人公はどうなるのかとハラハラしながら見ること出来ました。

面会のシーンでガラス越しに互いの影が重なるシーンは彼らが一体になっているような気がしてとても撮り方に凝っているのかな〜って思いました。岡田健史さんの役が、息子じゃないと分かってからは影が消えていましたし。その後も、ヤマトは歩み寄ることを止めなかったシーンではしっかり影が重なっていて、やはり、これはせめぎあいのような情景描写なのかな、と深読みし過ぎかもしれませんが、考察してしまいました。
常に疑って見ていましたが、いい裏切りがありました。途中、いい人なのかも、、、と思ってしまう自分もいて、ハッとさせられました。

とても面白かったです。