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死刑にいたる病のmanamiのレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
4.1
「今、あなたの手を握れたらいいのにな」


一見なんてことない優しい言葉に聞こえるけど、全部を知った後だとこの映画の恐ろしさが全て詰まってるとんでもない台詞。
考察調べまくってたら出てきたけど、小説のラストはこの一文で終わるらしい。
こわすぎる。
映画の冒頭はラストに繋がってるし、映像での見せ方もかなり秀逸。
特に面会のシーンが多いんだけど、受刑者を隔ててるアクリル板の使い方が凄い。
映画だから出来ることだよね。
こわすぎたけど。
色んな意味で、意味がわかるとゾッとする映画。


「24件の殺人を僕は犯したが、そのうち一件だけは冤罪なんだ。君がそれを証明してくれないか?」


予告から、めっちゃ面白そうじゃん!と思って観に行ったけど、ジャンルとしてサスペンスなんて生易しいものじゃなかった
トラウマになるレベルの描写とその場から逃げ出したくなる怖さがあった
でもまっっったく予告負けしてない見応えある2時間

やっぱり阿部サダヲの狂気に満ちた演技
どうやってあんな濁った暗い目にできる?そういうカラコンある?ってほど何も宿してない気持ちの悪い目、、印象的だったなぁ
申し訳ないけど同年代の他の俳優陣は霞んでしまった
若者勢は良かった!
岡田くんやら同級生の子やら!

グロ耐性ないときついし本当に目も耳も背けたくなる叫び声と描写だったけど、内容は考察しがいがあるし聞きたいことあるので、コメントでネタバレします!
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