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死刑にいたる病のayuのレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
4.0
Fラン大学に通いながら鬱屈とした日々を過ごす雅也のもとに、一通の手紙が届く✉️
その主は24人もの人々を殺害した罪で死刑が確定していた連続殺人犯、榛村大和だった🪓

立件された数多くの殺人のうち、一件だけは冤罪だと語る榛村。
たしかにその事件だけ特徴が違っている…
では、真犯人は誰なのか?独自で捜査を続ける雅也は衝撃の事実を知ることになる。

本作鑑賞のために原作読みました📖💅🏻
なので、小説版と比較しての感想になります。

サスペンス要素強めなので前知識ナシの方が楽しめる作品🙆‍♀️ 最後の方に少しネタバレを⚠️

原作から改変したポイントは多々あるものの、登場人物たちの口癖や証言、様々な要素が伏線となって、結末を知っててもなお楽しめました◎

特に美青年扱いをされていた榛村を阿部サダヲが演じたところがすごくよかった!(ちょっと失礼)
役作りで歯のホワイトニングに力を入れたそう🦷

榛村の幼少期、雅也の家庭環境、灯里との関わり…
端折ってる部分もあれば映像化のために脚色した部分もあったけど、ラストはビックリ😳

原作では理想とは程遠い学校生活を送る雅也のFランdisがかなりしつこくてイラッとしてたのでわりと学校生活楽しんでてよかった🎾

あとは皆さんがおっしゃるとおり
阿部サダヲが見つめてくるときの黒目が怖すぎ😨

そして面会室のガラスの使い方も不気味。
とあるシーンでは雅也と榛村の顔がシンクロしていき、、ぞくっとしました。

小説だと拷問や殺害方法については軽く触れるだけだったから、やはり映像化されると痛々しさが分かりやすくてキツい。なんせ拷問相手は高校生やし…

わたしは白石和彌監督やからもっとグロいと思ってたけどPG12にしては過激やし美術班ナイス💭

白石監督は雨を上手く使うらしいですね☔️

雨のなかの雅也の行動は、、とある疑惑が浮上していた場面だったので見てる私もヒヤヒヤ🫣💦

サブスク待ちする予定やった本作。
会話を通して少しずつ犯人について分かっていくなかで味わった不快感。映画館で見たからこそ今も胸にずっしりした感覚が残ってる。

考察とか伏線探しが好きな方はぜひ✨

あと、殺人鬼の字がうますぎてユーキャンのボールペン字講習でも受けようかなって思った。





🔻ここから軽くネタバレ


個人的なキーワードは「自尊心」と「決断力」。
この二つが登場人物たちに備わっていれば少しは物語が違っていたのかなと…

親との関わり方って子どもにも大きく影響するんやなぁ、、

まさかの恋愛!ラブシーン!えぇ聞いてないよ!
と思いきやまさかの…?

このラストは小説にはなかったです。

笑顔で慕ってきて、距離を詰めてくるあの子。
その子も「病」におかされてたのかも?

血舐めてる時点でヤベぇ女じゃ〜んとは察してたけど、あなたも洗脳されてたのね🧠

暇つぶしが壮大すぎてラストで一気にフィクション味が増したなとは思いつつも、予想外で不快な良きラストでした😆✨



今回わりと映画館が人多くて。
左のカップルは喋るし、右のおじさんはスマホ見まくるし、後ろのお兄さんは何回も座席蹴るし、ここ最近一番の席ガチャハズレでした😌
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