桜内曜

死刑にいたる病の桜内曜のレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
4.1
みんな彼を好きになる
良かったところ
大好きな白石監督の最新作ってことで期待して見たけど安心と信頼の白石和彌だった
阿部サダヲの演技といい存在感と
いい凄かったな、目が怖すぎる
あの目にロックオンされようものなら
逃げられる気がしない冒頭の榛村が殺しをするシーンのインパクトよおいおいこれPG12ってまじかよと冒頭数分でこれ
年齢制限間違えてるって思った
それ以外でも結構怖いシーンがあったな
榛村が警察を支配するシーンはこいつ
やべぇわとなった

言葉で巧みに人を支配するのはやはり怖い
しかも特定の年齢の人間しか狙わず
そして長い期間をかけて狙う
榛村のこの完璧すぎる計画には驚く
凶悪と所々似てるところがあるけど
ラストが割りとあっさりしてるし
全体的にはそこまで胸糞悪いとは
感じなかったかな
岡田くんはこういった役もできるのかと思ったあの雨の中での一連のシーンは
見応えがあった
他キャストもみんなハマってた
バイオレンス描写はそこまで多い訳では
無いけどやはりグロい、今回はジメッとした雰囲気で変に怖かった

悪かったところ
ラストの方が結構投げやりだったな
ほんとにそれで良かったのかと思う
あのラストで衝撃のラストって銘打つのは
やばい、全然衝撃のラストじゃなかったな
事件の真相の方が衝撃だったかも

やっぱり前半が面白すぎたのか後半が
結構微妙だったかも
ちょっと失速した感はあったかな
正直胸糞悪い終わり方すると思ってたから
あのラストはうーんなんか違うと肩透かしをくらったかな
阿部サダヲのサイコパス役だけで
見た価値があった
桜内曜

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