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死刑にいたる病のsickboyのレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
3.0
連続殺人鬼が自分の犯行じゃない事件を調べてくれと言う話

白石和彌監督の映画で、連続殺人鬼が29件の殺人で捕まるが28件は認めるけどそのうちの1件は自分の犯行じゃないから調べてくれと言う白石和彌監督作品の凶悪に似ている羊たちの沈黙みたいな映画。阿部サダヲの無表情な黒い瞳や序盤の拷問シーンでこれは中々の当たりじゃないの!?と感じるのだけど、後半に行くにしたがっていつもの安っぽい邦画になっていくかなり惜しい映画。原因は真犯人風な人のヴィジュアルとラストの凄い蛇足感。中盤までの捜査パートとかは面白く見られるのだけど、終盤の謎解きにカタルシスも無いし、阿部サダヲのキャラクターがサイコパス超人過ぎるのよね。多分、色々付け足した脚本が悪いと思うので、その辺りを上手くやれば相当面白くなっていたのにと思うとかなり残念。。。
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