junior009

死刑にいたる病のjunior009のレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
3.5
始まりの映像と終わりの映像めちゃ好き。

邦画にしては重め(な気がする)拷問シーンが割と早い段階で繰り広げられたので、その後飽きる心配が頭を過ったけど他にもちょこちょこアトラクションがあって全然大丈夫だった。

中山美穂の生活臭すごくて「これが女優よな」て思った。佐藤 玲のうめき声叫び声も最高。水上恒司と阿部サダヲの演技もすごい、すごいなぁ(語彙力)。

こんな風に人心掌握術に長けている人が教祖になったりするのだろう、計算でやっている人もいれば生きる術として自然に身に付けて無意識にやってしまう人もいるだろう。身近に存在していたら私も飲み込まれてしまうだろうか、、色々考えた。

ガラス板を使った演出が様々。相手の顔が重なる様に映っている時はまるで自問自答をしているように見えたり、すり抜けて心に迫ってきたり文字や写真を投影したり。演劇の様でもあり、観ていて面白かった。
junior009

junior009