イクミナ

死刑にいたる病のイクミナのレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
5.0
白石監督は、王道をゆく
はじめ『凶悪』を観たが、なにか偽悪的で嫌だった。それ以来敬遠していたが、『止められるか俺たちを』で、現代の新宿駅前から、60年代の衣装を着た二人がゴールデン街方面(昔の風景が残っているところ)に、入っていて物語が始まる。低予算ながらよくできている。わたしは、懐かしかった。『孤狼の血』を見て、驚いた。役所広司主演でその芝居の凄いこと、残酷描写、ほんとに痛そうデ顔をゆがめる、多数のエキストラの横移動の展開、エキストラの動きも自然、舌を巻いた。撮影も照明も美術もメイクも、プロデューサーも、優秀な人が集まって作った作品だ。北野武も裸足で逃げ出す。そして今回、残酷そうで題材が好みではなかったが見たけれど。掴んでひぱっていくのが、プロの手腕ですね。王道を行っています。アベサダヲの若い時のメイクは特殊メイクなのかしら?CGなのかしら?両方なのかしら?
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