nanotach0308

死刑にいたる病のnanotach0308のレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
-

繰り返される面会室でのシーンでは
殺人鬼大和とマサヤの姿が重なる。
そして自分が大和の子供かもしれないと気付いたところから写りがズレ、再び重なる。
このシチュエーションならではの巧妙な心象風景でやっぱり白石監督好きや。

ガラスを通り越して指が触れるシーンは見事だった。

何か後ろめたさを醸し出す中山美穂のキャスティングがナイス。

セリフでなく爪のクロースショットや雨の音量によって自身に秘める怪物性が現れていく描写も素敵。マイケルが初めての殺人を犯すときの手法。
nanotach0308

nanotach0308