アキヒロ

死刑にいたる病のアキヒロのレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
3.0
う〜ん…

まず、良かった部分に関しては、
みんなも言ってる阿部サダヲの演技と、
比較的貧相になりやすい邦画での豪華でキレイな画づくり。
(監督が『狐狼の血』の人だから画づくりに対する美学感じる)
拷問シーンも真正面から描いていて良かった。

でも、この手の知能が高く秩序型のサイコパスを描くというテーマが少し古びて感じた。
もうこういう映画は2000年代前半くらいから大量に描かれててそろそろお腹いっぱい。
「サイコパス」って一括りにされるだけで陳腐に感じる。

このオチにそこまでの意外性はなく…
「僕もあなたの元獲物だったんですね」
↑っていや、それは随分前から分かってたけど、そんなタメて言われても……

加納灯里役の女のブリッコ演技はちょっと見るに耐えなくて(たぶん相手役が水上くんで舞い上がってたんだろうな…)
最後の「好きな人の一部を持っていたくなる」発言後、
きっと雅也も殺されて一部になるんだろうな…(被害者全員から無くなってた爪は榛村がこの女に渡してたのかな)って思いながら、お前に言われたくなかった…って思っちゃったのよ。
はいはい猟奇猟奇。
アキヒロ

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