ガニキ

死刑にいたる病のガニキのレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
4.3
映倫の審査基準を知らんけど、ほんまにPG12+でええんかな?笑

同監督の名作『虎狼の血』シリーズよろしく、残虐な描写が遺憾無く発揮(爪剥がし、骨丸見え)されてるし、ティーネージャーには劇物すぎるのでは…

題名の引用元、キルケゴール「死に至る病」によると、絶望は人間だけが罹る病気で、絶望は自己及び神との関係の喪失=sin=地獄行きやねんから、信仰心を絶やさんことが大事やし、そうすれば絶望せんで済むんやで〜
みたいな話やった気がするけど、本作では、親からのネグレクトで絶望したサダヲが、現代日本における信仰つまり手放しで依拠できるものとして殺人を見出してしまい、「死に至る病」を克服したどころか「死刑に至る病」に重篤化してしまいましたわ、ってことなんかな。

原作読んでないので知らんけど…

あと、ハイライト消えた阿部サダヲとFラン大学の就活相談懇親会はおなじぐらい怖いということが分かりました。
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