クラウドアトラスみやちゃん

カラダ探しのクラウドアトラスみやちゃんのレビュー・感想・評価

カラダ探し(2022年製作の映画)
3.3
【一言感想】なかなかの完成度。観て損はないのでは!?

【あらすじ】「私のカラダ、探して」と見知らぬ少女の謎の言葉を校内で耳にしてから不思議なことに巻き込まれていく物語。

【感想】SF要素とホラー要素とジュブナイル要素を上手く掛け合わせて万人受けする映画に創り上げたのは流石の一言。

主人公の明日香を橋本環奈、幼なじみを眞栄田郷敦が演じ、山本舞香、神尾楓珠ら注目の若手キャストが集結。

【橋本環奈の凄さ】ここで、ちょっと脱線して橋本環奈の凄さに付いて触れておきたい。
地元福岡でアイドルグループの一員として活躍していたものの、あくまでも一地方都市での活動だった彼女の人生は2013年5月3日、中学3年生14歳の時のイベントで「wanna be」を踊る姿が「奇跡の一枚」としてSNSに投稿されたことにより大きく変わることになる。その一年後の2014年1月「1000年に一度の逸材」として「an・an」の表紙を飾ることになるのだ。

もし、この写真が投稿されなかったら、もし彼女が事務所の社長に直談判せずにステージに上げて貰ってなかったら、もしこの投稿が話題を呼ばなかったら…幾つものイフが積み重なって橋本環奈は日本の第一線にいる。

彼女が居なかったらここまで漫画原作の実写化が日本映画界を賑わしていただろうか。多くの漫画原作のヒロインは彼女に任せておけばある一定の品質は保てるし、彼女の名前での集客もできる。一挙両得なのだ。日本の映画界は橋本環奈に支えられていると言っても過言ではない。
彼女一人に実写化を頼ることに批判があることはもちろんわからないでもない。
しかし、映画というのは実は博打そのものののビジネスなのだ。少しでもリスクを少なくしなければ数億円単位の投資はできない。その意味では橋本環奈はこれまで失敗したことがない、唯一無二のミューズなのだ。

【監督】「海猿」「暗殺教室」など多数のヒット作を手がけてきた羽住英一郎監督