【はじめのいっぽ】
子供は親の鏡のような存在。
自分が何気なくしていることも、子供はそれを見て真似る。
でも、もしそれが他人を傷つけるような行為だったとしたら・・・。
悲しいけど、人間の世界から差別は無くならない。
弱い自分が自分よりもさらに弱いものよりも優位に立つことで、何とか自分の自尊心を保とうとする。
でもそれは正しい事なんだろうか？
他者を一方的に排除して保たれる自尊心とはそんなに心を満たしてくれるものなのだろうか？
それは「弱さ」なんじゃないだろうか？
他者に対して理解すら示そうともしないまま、一方的に他者を排除することは決して強い人間のすることではない。
世の中はどんどん不寛容になっていく。
人種、経済、宗教・・・。
おおよそ自分とは違う価値観の人間に対して、人は「理解」よりも「距離」を選ぶ。
世の中は、自分以外は全て「他人」で構成されている。
誰かが「初めの一歩」を踏み出さない限り、他人と近づくことも分かり合うこともできない。
少なくとも、自分の子供には挨拶をしてくれている人を無視しろという教育はしない。
お人よしと呼ばれても、僕は「挨拶」を選ぶ。そういう親でありたいと強く思う。
