“強いってことは逃げないことだ...自分自身からだ。”
特有の空気感を醸し出す長崎県は軍艦島…その島が見える町で、ケンカ上等の不良男子高校生と、その母親で妻を亡くした父親との再生と絆のドラマ。
で、原作は漫画らしく不良モノがベースにあり、母親で妻を失い自暴自棄になる父親が絡む流れで…いかにもってな展開があったりするも、見応えはありましたね。
それはやはりあの軍艦島の登場が効いてるのは確かで…巧みに組み込んだなぁと感心しましたし、キャスティングも成功したかと。
そんな俳優陣では、まずは佐藤寛太…個人的には初めてしっかり見ましたが、なかなかの存在感で納得の主演ぶり。
父親役には加藤雅也…緩急自在の姿を見せ、流石ですね。
売出し中の山口まゆ…ここでもいい仕事してます。
大塚寧々…難役ながら、きっちりこなしてます。
さらには、赤井英和がいい味を出し…濱田龍臣に清水美沙らのサポートもナイスでした。
