ある男のhineのネタバレレビュー・内容・結末

出演者はもちろん、カメラワークも素晴らしく、全く隙のない映画だった。
ただほんとに最後の蛇足があることで、重要なことすべてがぼやけてしまっている、というか、反転してしまってさえいると思った。
城戸の抱えているものは死刑囚の子であることの苦しみと同義に語れるのかな、と思った。

けど、一晩考えて、人の苦しみに甲乙付けられるわけもなく、どんな人でもその人を苦しめる状況を捨て去る可能性は是とする、と読むと、なるほど、とはなった。
でも映画としては違う落とし所が欲しかったかも。