ぶっちー

ある男のぶっちーのレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
-
田舎に突然現れた男、大祐。
何か悲しい気持ちを拭えない里枝。
2人が惹かれ合うのもわかる。
あっという間の3年ちょっとの間に、楽しい仲のいい家族になっていたのだが‥。
え、そんなことが、え、えっていう話の進み方で、どんどん裏切られていくけど、息子の言葉がすべて、優しい気持ちにしてくれた。
「お父さん居なくなって悲しい気持ちは無くなったけど、寂しい」
いつか妹には、「お父さんがどんな人だったかは、僕が伝えるよ」
どんなルーツで自分が生まれたか、育ったかより、今をどう生きているのかが大事なのかな?とも考えさせられた。
平野啓一郎の原作を読んでみたい。
ぶっちー

ぶっちー