やす

ある男のやすのレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
4.3
日本映画の良いところがたっぷり味わえる映画だと感じた。
日本にもそれなりに歴史的に抱える問題があって、それで悩んでいる人がいるし、個人にもそれぞれ人生に抱える問題があってそれで悩んだり逃げ出したい思いを抱く。
どこまで受け入れてどこまで逃げるかは人それぞれだけど、過去を捨て自由を手に入れる代わりに受け入れなければならない代償は決して軽いものではない。

私、20歳くらいの時にとある事情で苗字が変わった。それまでの人生あまり楽しくなかったし、恥ずべきこともたくさんしてきた思いがあったから、苗字が変わってなんだか新しい人生を生き直せるような清々しい感じがした。
やす

やす