このレビューはネタバレを含みます
生まれ落ちた境遇から、望まないレッテルを貼られ自分の人生を歩むことができず苦しんだ末、他人の名を語って別の人生を生きていた大祐。不慮の事故にあった彼の死後全てを知ってなお、遺された妻も血の繋がらない息子も目の前に存在していた彼を受け止めて慕う。
メインキャストはもちろん、悠人役の坂元愛登がよかった。大祐が死んでもう悲しくはないけど寂しいと泣いたところ、まだ幼い妹にはいつか自分からどんな父親だったか話すと伝えたところ、それを受け止める安藤サクラも素晴らしかった。
ラスト、城戸は誰になったのか…
人は家族でも知らない顔を持ってる。