死んだ夫が名乗っていた名前は実は別人の名前だった、では夫は誰なのか?から始まるミステリーかと思いきや、その要素を踏まえた人間ドラマ
在日の子、死刑囚の子と自分ではなく親の代から貼られ続けるレッテルに悩まされる
SNSとか自分では無い何者かになれる場所が唯一の救いの場なのか
特筆したいのは柄本明さん演じるキャラクターの怖さ
服役してて、何も出来ないはずなのに
トンネルの向こう、1枚隔てたガラスの向こうにいるって分かってるのに
そこからスクリーン突き破ってくる恐怖は凄まじいな
レクター博士かよ
終盤、矢柴俊博さんが出るところ
LIFE 人生に捧げるコントの
「Bar 偽りの時間」というコントを強烈に思い出した
舞台のBarでは誰もが誰にでもなれて(名乗れて)そこにつっこんではいけないというのが店のルール
中でもココリコ田中さんが演じるのはジョージ・ルーカスを名乗る人なんだよな