隣の芝は青い。
社会的地位と自己肯定感はイコールではないのね。
予備知識無しで観たので、最初はサスペンス要素が強いのかとおもっていたけれど、がっつりヒューマンドラマでした。
生まれる家は選べない。
そして誰しも生まれながらに業を持っている、みたいな宗教的な考えも浮かんでしまう。
全編を通して暗く重い映画。
戸籍のロンダリングというのは実際問題どうなのだろう?本当にこの国で横行しているのだろうか?
という数々の疑問はさておき、やはり印象に残ったのはラストのバーカウンターでのシーン。
もう一度生まれ変わっても自分に生まれてきたいと思う人って、世の中にどのくらいいるのかな。