ぱきら

ある男のぱきらのレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
1.5
「市子」を観てから流れでこちらにも触れました。

レビューでも市子と共にこの映画のタイトルが出て来るうえに、配信で観ましたが自動再生で、市子の次にこれに移る勢いでした(なのでそのまま視聴しました)。
戸籍を変えて生きる登場人物を扱っている関係でしょうが、ストーリー的には自分の意志で戸籍を変える大人と、自分の意志の介在がしようがないこどもの時にそうなった者とでは大分違う内容にはなっていましたが。

この映画の感想としては
導入はまずまず興味を惹かれるものの、話が動き出したと思えばすぐに主人公は誰だかどこに主観を置くのだか分からない感じになって行って、最後はあまりに何か唐突に思えて、結局何を観てたんだかよく分からなくなってぼやっと終わるみたいな。

色々ちぐはぐで、深刻な設定の割には浅めのストーリーと人物描写に終始したように感じられてしまいましたが、原作小説は違うのでしょうか。

でもどのみち原作者の作品は少し試し読んだだけでもいつも無理無理となるくらい個人的にも肌に合わない文章や設定や登場人物描写なので、合わない者は合わないというだけの結論かもしれません。原作小説があることをいまいち知らず映画を観ていたのですが、正直この作者の原作であると知っていたら最初から観なかったかもしれません。
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