10年、20年後も、
なんかこの映画忘れられへん。
って記憶に残ってそうな映画。
なんか遠く現実身のない話のようで、近く自分にも影響のある話のような絶妙なミステリーになっているのがすごくいい。
役者も子供も全員上手いし、全員好き。
そして、映像がめちゃくちゃいい。
宮崎の木の匂い。
横浜の工業感ある感じ。
その日本独特の空気を出すため、
いつもはポーランド人の撮影監督を使ってる石川監督だが、今回は「万引き家族」「怪物」で是枝さんとタッグを組んでる近藤龍人さんに頼んでいた。
石川監督が、『十年 Ten Years Japan』というオムニバス映画を撮ったとき、総合監修だった是枝監督が定期的にスタッフやカメラマンを変えているのは、マンネリ化を防ぐためでもあると聞いたそう。
あの是枝さんでも自己革新のようなことを意図的にやっていると聞いて、自分は何を変えられるのだろうと考えていたのがちょうどこの頃だったらしい。
ポーランド人のピオトルに撮って欲しいからって自分に映画化の話が殺到した時期もあったのだと。
それは確かに他のカメラマンとやって自分の本当の実力を試したくもなりそう。。
石川監督はポーランド国立映画大学で演出を学んでいたという国際派監督。
そんな監督ならではの悩みもあるんだなと思った。
近藤龍人さんは、是枝さんの作品の他にも
「ソラニン」
「桐島、部活やめるってよ」
「横道世之介」
など絵が好きな映画たくさん撮ってるから、これからも何作か一緒にやってほしいなぁ。
全く関係ないけど、新海誠はそろそろRAD以外とやって欲しいな。笑