あるひ

ある男のあるひのレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
4.2
「別人になりたい」そう思わせてしまうこのヨノナカの理不尽さ。
原作の平野啓一郎さんが訴えたかったのはそこかなーっていうのがわたしの解釈。

3年くらい前に原作を読んで、観たいと思いながらやっと。前半のあらすじは覚えていたけれど、後半忘れていたから「そうだったそうだった」って感じ。事故に合わなかったらどうなってたんだろう・・。

見終わってすぐは「ちょっと説明しすぎ・・」って思っちゃったけれど、映像だからこそわかりやすくて、それぞれに感情移入できた。映画化してくれてありがたい。

平野啓一郎さんはTwitter(Ⅹ)をフォローしている。間違った政治、差別や偏見に満ちた社会に対して「NO!」と発信してくれていて、気付かされることが多い。

出身や家柄、学歴なんて関係ない。過去よりも大事なのは今。なんて言いながら、自分の中にも差別や偏見があるのがわかる。
脳みそアップデートしなきゃね。
あるひ

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