世間縛苦

ある男の世間縛苦のレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
3.7
好みな一本。

懐かしのGOの台詞「バラと呼んでいる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま」を思い出す(正確に言えばシェイクスピア)

でもそんなのは綺麗事であって、世の中の大半はそんなものでできている気がする。

出自や先天的な己ではどうにも出来ないことを云われるともうね、ほんと無理!ってなってしまうよ。
そして人間関係だけじゃなくて生に対してシャットダウンしちゃうから窪田くんが演じていた人は凄いと謎部分に共感していたよ。

「そうでもしないと生き直せない人もいるんですよ」