基本的には難解な描写もなくて、ストーリーに没入しやすい作品だった!
名前や経歴は問わず、ただ父という人間の存在や優しさは嘘偽りなかったよね…っていう捉え方をした谷口家の結論、すごく素敵だったなぁ。…
ストーリーの面白さももちろんあるが、登場人物たちの作り出す空気感に非常にリアリティーを感じる優れた映画だった。
決してダイナミックな作品ではないがどこか引き込まれる。
小さな文具店を営む里枝は、まだ…
ずっと流れている不気味さに観ていると沈んでくるけれど、結末が気になったから最後まで観れた
里枝さんといい、本物の谷口の恋人といい、
出てくる女性が魅力的だったなあ。
相手の生まれや育ち、境遇を知り…
●観客視点
元在日朝鮮人と身元不明者の2人がフィーチャーされていて、なんでメインになりそうな人物が2人もいるんだろうと思っていた。どんどん話が進むにつれてこの2人の共通点が見えてきて、それは自分が…
平野啓一郎による同名小説を映画化。
人は過去との連続性によって自己を形成し、他者を判断し、社会を構成する。その絡みついた属性とともに生きていくしかないのだが、本作はそこから脱しようとした男と、その…
いや〜面白かった
陰湿としてて、絡み合って、どこか誰もハッピーエンドではない感じ。これぞ日本映画よね。
途中、弁護士の妻がクソなこと言ってきててモラハラ祭りーー
今より大きい、新しい家建てようよ…
出来事一つ一つよりもそこでキャラが何をどう感じたかこそが面白い話だと、
映画化した時に解像度が如実に落ちてしまうな。
感情を地の文で丁寧に丁寧に描写していくことによる解像度と、生身の人間が発話してる…
「ある男」製作委員会