バンドという共同体、特に初期のまだ何者でもない時代についての作品。
バンドを結成して、ツアーをして回る。
その過酷さは想像を絶するが、それでもみんなが口を揃えて最高だったというのが印象的。
共同生活、同じ生活を体験する。各自がお互いの後援会のようになる。狭い空間で殺意を抱くような、家族のような絆が出来る。ただただ演奏したいからツアーをする。
そんなことを楽しそうに語る出演者たちを観たら、ロックで儲けてやろうなんて考えではとてもツアーなんて出来ないだろうなと思う。
最後さまざまなバンドのツアー時の写真が映し出されるが、最後の最後がデイヴがまだ参加していない時のニルヴァーナというのが泣ける。