『なぜ君は総理大臣になれないのか』をまだ観てないので、２作目である今作を先に観るのはどうかなぁ、とためらいつつ、UNEXTで配信終了とポイントのダブル期限切れが迫っていたので観ることにした。
今観る価値があった！と思ったのは、自民党パー券問題がここでしっかり提示されていたこと。上脇教授も出てるし！ ２年前の映画でここまで問題提起されてるのに、世間が騒ぐようになるまでずいぶん時間がかかったんだなぁ、という印象。
公開時と今とでは温度差を感じたもう一つは、小川議員が立憲民主党の党首どころか何の役職にもついていないこと。（政調会長も辞めてしまってるし。）
これだけ風が吹いていた小川議員を代表にしなかったことが、立憲民主党のダメさ、下手さの象徴なんじゃないか。それじゃ民衆の気持ちをつかめなくて当然だ。「小川さんは応援するけど立憲民主党支持じゃないんだよね」という人が山ほどいる気がする。それは、「自民党支持だけど平井さんは応援しないんだよね」と表裏一体だと思う。
映画的には、やっぱり娘さんのスピーチに思わずもらい泣きしちゃったなぁ。本人より同級生たちが男泣きしてるのにも胸をつかまれた。
小川議員の「51対49」の民主主義を、本当は全議員が実践すべきなんだけど、どれくらいの議員がそう思ってるのかなぁ…。
