Kyasarin

フタリノセカイのKyasarinのレビュー・感想・評価

フタリノセカイ(2021年製作の映画)
3.0
「茜色に焼かれる」で良いお芝居を魅せてくれた片山友希さんの成長が観たくって、鑑賞。
男ってなんだろう、女ってなんだろう。子どもってなんだろう。。とか思いながら観ていたけど友達役のおネエさん♂の涙に全て持っていかれた。何あの人、どこの人??片山さんも良かった。脇役の人達が光る。

松永拓野さんと仰るのね、あの涙のシーン、グッときた。

脚本のプロットや登場人物の描き方が??!?て感じだったから感情移入出来なかった(特に相手の男の子の役の感情が全く以て分からない)けど、描きたいことは伝わったし創りたい映画は感じ取れた。The ミニシアター!という感じで私は好きです。大々的に宣伝しちゃうと色んな方面から矢が刺さりそうな映画ではある(笑)

中盤から後半へかけて前半の退屈さを覆すように盛り上がり、駆け上がり、気持ちが登場人物と共に高揚出来たのでよかった。ラストは希望を持たせて、でも観客に委ねるのもよかった。

妊婦さん何人か出てくるけど、物を腹に突っ込んだようなコントみたいな人ばっかで、そこはちゃんとリアルにしようよ(笑)と思ってしまった。あんな所から腹は出ない(笑)あと男の子より、本物の女の子で男の子に見える子を相手役にしたら良かったのではないか?とか思っちゃった。偽乳が不自然で物語に入って行けない(笑)

題材はとても良いと思うし目の付け所も良いと思うけど、ね。映画作るのって難しいのね。、

でもまあ、一回別れさせて、てのは良かった。だが不倫はダメ!ゼッタイ!何故、別れてから会わなかったのか。(笑)
保育園同僚たちのの子供はいいよーネタはもうステレオタイプ過ぎて見てらんなかった。新しいんだか古いんだか。
同僚の仲良しの方はとてもとても良かった。渡邉真起子さんぽさある。
弁当屋のお母さん、役割が終わったら一切出てこなくて倉庫にしまわれてなんか可哀想だった。どう反応するかその後知りたかったのに。そういうキャラクターへの細かいところが足りなかった。


片山さんが細過ぎて心配になっちゃうね、太れない体質なのかな。
メガネっ子キュートだったけどもさあ。


キノシネマのシートめっちゃフカフカで周りも誰も居ないし(観客私含め3人くらい)一番前でも圧迫感ないし最高だったな。キノシネマ、トイレもかわいいし大好きな映画館だわん。
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