う〜ん、これは難しい……。
監督の描きたかったテーマが強すぎて、ちょっとドラマがおろそかになってたかな。
理解が進まないことのもどかしさは痛いほど伝わってきたけど、主役2人の言動をなかなか受け入れることができなかったのは、やっぱり私のLGBTQに対する理解が足りていないからなのだろうか。
特にラストの展開はトリッキー過ぎて嫌悪感すら感じてしまった。
同じ日に『わたしはロランス』を併せて観たこともあって、それと比べると作品としての未熟さみたいなものを感じてしまったのが残念。
考えるキッカケとしてはいいのかなと思った。
喫茶店での3人の会話シーンの演出はとても素晴らしかった。バストショットの切り返しだけなのにとても切実で心揺さぶられた。