うりた

さがすのうりたのネタバレレビュー・内容・結末

さがす(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ハリウッドには無いこういう邦画サスペンス。素晴らしいと思います。
グロさとセンチメンタルの同居。
島のおじいさんと秘密の部屋、まさかすぎてちょっと笑っちゃったけどああいうエロも躊躇なくぶっ込んでくるところがこの監督らしさなんだと思った。

佐藤二朗の演技ちゃんと見るの初めてだったんだけど、あまりにも自然ですごかった…。早く佐藤二朗のシーンが見たくてうずうずしてしまうぐらい。
森田望智の敬語と口悪いのが混ざった絶妙なキャラも良かった。

ストーリーはもう一見何がどうなってこんなになってしまったの!?っていうぐらい複雑な人間関係なんだけど、時系列の描き方が良いのかスッと頭に入ってくる。
「どうせお父さんが殺されてて殺人鬼になり代わられてるんでしょ〜?」なんて浅はかすぎました。

今世の中で語られてる事件も真相は本人しか知らないんだよね。周りがあーだこーだ言うことの無意味さよ。
ラストは色々考えられると思いますが、私としてはお迎えは来なかったと思うなぁ…。唯一の肉親だし、また先生や施設のお世話にはなりたくないだろうし。
ただ、もうやめてねっていう牽制は含んでるかと。

本当は4.0つけたいところなんですが、気になった点が何個かあったので…⬇

「〇ヵ月前」のテロップがあまり好きじゃなかった。フォントと色ださくない?ゴシックならゴシックでもう少し良いのあると思う。
子役2人の関西弁がなんか不自然で気になった。男の子は演技力もあまり…。
ラストのピンポンラリーのシーン、敢えてかもしれないけど私の好みとしては卓球台はカメラに対して平行取ってくれた方が好きでした。
うりた

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