《予期せぬ連鎖とそれぞれの思惑。》
劇場で予告を観た時から気になっていて、
評判も良くてずっと観たかった一作です。
ほぼ情報ない状態で観たんですが、
良い意味で期待を大きく裏切られました。
最初は『あぁ、はいはいこういう感じの作品なのね』位に観てて、
でもその最初の感じさえ普通に面白かったんです。
途中からガラッと変わって、
まさかこんなにストーリーが二転三転するような作りになってると思わなかったです。
とにかく映画としての出来が凄すぎました。
一つの作品なのに色んな人物の目線、思考で話が進むのでとにかく飽きない。
テンポの良さとそれぞれの話のヒキが素晴らしかったです。
緻密なストーリーと、エグい描写で終始観入ってしまうパワーがありました。
出来の良い韓国映画を観ると日本は敵わないなぁと思うんですが、
これを観たらいや！全然行けんじゃん！と思いました。
最初にキャラクターに感じた印象をほぼ全キャラ最後には違う印象に変わるのも凄いなと。
やっぱりメインの三人の演技が素晴らしかった。
特に佐藤二朗は福田雄一作品のあの早口でたいして面白い事をベラベラ喋る感じのイメージをぶち壊す見事な演技でした。
