だらだらと感じたことですが…。
ずっとずっと探し続ける娘ちゃん。
ただのいい子ちゃんというよりは等身大の中学生という描き方。
終盤のシーンで何気なく読んでいる本は少女マンガらしき本。このシーンでこの子は当たり前にいる中学生なんだ、この子は変わっていないんだ…とふと感じさせてくれる場面。
トイレで車椅子の女性とふたりでこらえきれず泣きあうシーン。
何と声をかけられるというのか。的を得た言葉なんて思いつかない。
やるせないしかない。
ミカン農家のおじいちゃんの表情。
終始笑顔を絶やさないんだけど、ライティングによってこちらの受け取り方が変わってみえるところに、深い孤独と闇を感じずにはいられない。あれ結構ゾッとした。
前半は生きるってほんとシンドイって気持ちにさせられる展開。
正解がわからない。
その後は時間が遡り、一体何が起きていたのか明かされる。そこはミステリーものとしてもアッと驚かされる展開でした。
嘆いていた弱さや狡さを人はいつしか自ら許してしまう。