さちえ

さがすのさちえのレビュー・感想・評価

さがす(2022年製作の映画)
3.9
父と二人で暮らす女子高生楓。父は甲斐性なしだが、仲良く暮らしてた2人。しかしある日父が急に失踪してしまう。
楓は父を探すうちに連続殺人犯の若い男に辿り着いてしまい…なお話。

すっごく暗くて重たいストーリーながら、佐藤二朗と伊東蒼のところどころユーモアある演技のおかげか、何とか最後まで一気観できました。
前半は本当に先が読めなくてハラハラした〜😣
後半は…かなり…気が滅入る感じ。

観終わってみると「さがす」の意味が怖い…💦
あまり語るとネタバレになってしまうのですが…社会派的な側面もある、かなり重厚なテーマを扱った骨太なミステリー映画でした。

邦画にしては追いかけっこのシーンや時間軸の構成が少し韓国映画っぽいな〜と思っていたら、片山慎三監督はもともとポン・ジュノ監督の助監督をつとめていたり、この映画自体韓国との共同制作とのこと。
邦画と韓国映画のいいとこ取りした良作に仕上がっていたと思います。

ラストの父と娘のピンポンのシーンはとても印象的で、ずっと忘れられなさそう。
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