時系列の進め方がほんとに面白かった。
重いテーマ盛々で、グロくてエロもあって。
お父ちゃん役の佐藤二朗さんの自然体な演技と
娘の楓の爽快な大阪弁が風通し良くしてくれた。
一秒一秒耐え難く痛くて苦しくて
そんな病を家族が抱えていたら
苦しみから開放してあげたいと思うのは当然。
佐藤さんの演技が泣けて泣けて・・・
この世から消えてしまいたい。
人生を終わりにしたい。
それを食い物にする快楽殺人鬼の“名無し”。
サイコパス殺人鬼の個人的なイメージと
ちょっと違って雑な感じがしたが
清水尋也さんの存在感はとてもよかった。
じいさんのAVルーム。
どうしても日本のエロの表現が苦手だーーー。
ムクドリの存在が大きかった。
お父ちゃんが彼女に手をかけたこと
ある意味、助けてしまったことに
大きい意味があった気がする。
お父ちゃんの中にある“魔”。
楓ちゃんと時々ピンポンしながら
もう魔がさしませんようにと願う。