鮎

さがすの鮎のネタバレレビュー・内容・結末

さがす(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

安楽死や自殺幇助について
考えさせられる。

家族の意見と当事者の意思の差。
死人に口なしではあるが
なんとも言えない感情になる。

本当に死にたい奴なんていなかった
犯人のセリフ。
自分の死に直面するとき
誰しも抗おうとしてしまうのだろうか。
最後の被害者(という表現は正しいのか?)は
犯人を騙してまで殺して欲しかったから
一定数は本当に死にたい人がいるとは
思うが、考えれば考えるほど
わからなくなるなぁ。
死にたい≠殺されたい と
いう感じなのか?


娘役の役者さんが
年相応の自然な演技でよかった。
あとは佐藤二朗さんは
もっと評価されるべき役者さんだと思う。
世間的にひょうきんおじさんな面が
フォーカスされすぎている。

途中途中の性描写に
気持ち悪さを感じる人もいるようだが
人間の本質なんてこんなもんだろう
って思うくらいであった。

グロ苦手な私だが
ヒェッてなるところはあったものの
吐き気を催したり鑑賞を止めたり
するまでではなかった。

ご参考までに。
鮎