このレビューはネタバレを含みます
伊東蒼さん、泣いたり静かな怒りだったり表現が上手いなあと感じました。
佐藤二郎さんも普段よく見る佐藤二郎さんとは違いました。いつもはあんなにコミカルなのに。
コミカルなお芝居ができるからこそ、シリアスなのも映える。
清水尋也さんの、正気のない表情で不気味さがすごく現れてました。歪んだ性癖、白い靴下?血?
人の心に漬け込むのが得意?純粋にそう思い込んでる?
生き甲斐でもあった妻が難病を患い、死んだ方が良いと言い出し、自殺を図るもすぐに止められない自分。SNSに綴られた妻の本心を見て一度は殺してあげようとした。
そして殺してもらう事にしたが、その後の喪失感のある表情は見ていて辛かったです。
ムクドリさんはなぜあんなに強気なんだろう。
怖いのかな、障がいを持って、体が人より弱いから。強い言葉遣いをつしてるのかな。
トイレの着替えのシーンで見えた優しさから感じました。
気づいてたんだ。
ずっと父のことが分からなかったのかな。
面白かったですが、なんだかもう少し深くして欲しかった感はありました。
全体を通して佐藤二郎さんはじめとするみなさんの表情が素晴らしい作品でした。