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からかい上手の高木さんのMondeFilmのレビュー・感想・評価

からかい上手の高木さん(2022年製作の映画)
2.7
 あんまり読んだことないけど知ってる作品代表。ご飯を炊くまでの時間つぶし。ノスタルジー?夏、田舎、美少女...存在しない記憶、集合的ノスタルジア。おそらく今の中学生が同時代的に「萌えるンゴねぇ」と思っているわけでは無いだろうが、かといってオッサンの時代にはLineとかなかったはずだった。いわば一種の異世界転生もので、幼少期を過ごした田舎にインターネットが発達した世界がこの作品に描写されているのかもしれない。全てがうまく行った過去。フィルターが施されている。
 漫画だと結構ドライ、というより読むペースをこちらが操作できるからクドくないけど、映像メディアは萌え萌えタイムを規定してしまうから、見てる側はしばしばキツい。恋愛系は没入感がないと野暮ったく感じられるのかもしれない。
 OPジャンケンしまくりで笑っちゃう。作画コストが低いのか?将棋の作品はぼちぼち喫茶店で読んでた。あと晋平太が認知してるのもオモロい。原作を知っていれば評価が結構違うのかも知れない。ファン向けの作品について滔々と述べてもしょうがない?個々のエピソードが繋がっていればもっと面白いかもしれない。というか漏れが知らないだけで国民的な漫画として説明が不要なのかも知れない。1時間映画だし毒にも薬にもならない。データベースが蓄積される。起承転結のテンプレ?案外フェティッシュな作品なのかもしれないが、それにしては予想の域を越えない表現に思える。『氷菓』みたいに髪が異常に伸びるとかは無い。長いな〜って思ってたらまだ10分しか経ってなかった。
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