このレビューはネタバレを含みます
田村悠人外伝・完結編。
以下、完全にネタバレなのでご注意ください。
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無難な感じでハートフルに終わるのかと思ったら、攻めた結末に驚きました。まぁ藤田は死ぬとは思っていたけど、アケミも死ぬとは…。でも、統一って結構そういう容赦ないところありますよね、あれやこれや思い起こすと納得です。
そして天涯孤独の身となったゆいを引き取るという田村。田村の思いを痛いほどわかりつつも、そんな田村を冷静に説得する氷室もさすがでした。結局、養父がヤクザだと、ゆいが幸せな生活を送るのは難しいですもんね。
最後の田村とメタルさん(政治結社構成員・夏木)との対決シーン。ナイフでの決闘を申し込むメタルさんに、応じると見せかけて…の展開には思わず笑っちゃいました。統一の世界では基本的にヤクザを美化しすぎないところが好きですね。44話でも「汚いのがヤクザだよ!!」というセリフがありましたし。
そして、死闘の果てに血まみれでゆいの元に向かうも、結局辿り着けなかった田村。「おじさんのウソつき!!」の叫び声でで終わるという悲しいラストでしたが、そもそもゆいの実父を殺したのは田村ですし、ゆいの記憶の中で田村が美化されてしまうと後に真実を知って辛くなるかもしれないので、これで良かったのかもしれません。ヤクザのくせに、ゆいに好かれようなんて虫がよすぎるんだよ、という制作陣のメッセージにも感じられて(しらんけど)、すごく好きな結末でした。
そしてやっぱり今回も魅せてくれました、波岡さん。林が「子供の前で母親を殺したのか!?」と憤るシーンとか良かったです。クールに見えて熱い漢。林には、これからも本編にもたくさん登場してほしいです。
馬場ちゃんも、田村が本部長の座を譲ろうとしてもそれを諫めたりして、思わず「馬場ちゃん…(キュン」ってなりました。いやぁ過去にいろいろあって昇進にこだわる野心家のイメージだったので、そのギャップがね。
それにしても、ゆいちゃんを伊藤かずえさんに引き渡すとは、美南姐さんの人脈はさすがですね。ゆいちゃんの幸せを心から願っています。