KnightsofOdessa

笑いの王のKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

笑いの王(2021年製作の映画)
1.0
[エドゥアルド・スカルペッタの後半生] 10点

2021年ヴェネツィア映画祭コンペ部門出品作品。19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した喜劇役者エドゥアルド・スカルペッタ晩年の豪華な生活と、『イオリオの娘』のパロディ劇を巡って原作者ガブリエーレ・ダンヌンツィオとの間に起こった裁判について描いている。女好きなスカルペッタには大量の婚外子がいたらしく、関係のよく分からない人々との豪邸での賑やかな生活をしているのだが、映画はそれをダラダラと映しただけという感じで、セットや衣装は豪華でレナート・ベルタも善戦しているが、驚くほど退屈。しかも130分。よく頑張って耐えたなあと。この年のヴェネツィアコンペは無駄に長い映画が多い気がする。ちなみに、スカルペッタの子孫である、エドゥアルド・スカルペッタ・ジュニアが出演している。どの役かは分からん、というよりトニ・セルヴィッロ以外結局誰が誰だったのかもよく分からん。
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