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パワー・オブ・ザ・ドッグのQIのレビュー・感想・評価

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)
4.3
“燃ゆる男の肖像”

Netflix配信開始前の劇場公開

これはとても上質なそして映画好きの心をくすぐるミステリー&サスペンス

Filmarksカテゴリーの恋愛、西部劇は???

冒頭から不穏な空気が流れるなか、様々なセリフ、登場人物、そして意味ありげなシーンで伏線やメタファーと思しきものが次々とはられていくその物語にグイグイと引き込まれてしまいました。

とにかくベネディクト・カンバーバッチの演技が素晴らしい!

そして彼の弟役、ジェシー・プレモンスとその妻役のキルスティン・ダンストもよかった。

ダンストにはサム・ライミ版スパイダーマンのMJ役に少々ネガティブなイメージを持っていましたが、考えを改めます🙏

彼女は大都会よりも西部の大自然のほうがよく似合うw

そしてちょい役でしたが『ジョジョ・ラビット』で印象的な演技を見せたトーマシー・マッケンジーの出演もちょっぴり得した気分😁

人は自分の中に潜む本質とどのように向き合いながら世間と折り合いをつけていくのか。

それは多様性を認めるべきという現代の風潮への問題提起のような気もします。

そしてラストシーン

作品タイトルの意味を理解した瞬間のカタルシスと次に起こるかもしれないことを想像したときの恐怖😱

伏線を確認するためにもう一度観たくなりました。

p.s.
ダンストの息子の名前がピーター
彼女が彼の名前を呼ぶたびに意識が別の映画に🕷😅
カンパーバッチも次の作品で引き続きその名前を連呼するはずw
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