このレビューはネタバレを含みます
あらすじだけ読んだ時、「カリスマ的牧場主」って何ぞやと笑ってしまった。余程牛や豚を従えるのが上手いギャグみたいなハナシなのかと思ったが、ポスターは重く陰鬱な雰囲気で何となくイメージが湧かなかった謎作品。
最初から中盤にかけてピアノに執拗に言及されるので、『ピアノ・レッスン』のファンとしては、もしやまた指!?と思ってしまった。
カンピオン監督らしく音の使い方が絶妙で、粗野で殺伐とした風景でも一種のお洒落さを感じる。
カンバーバッチは優等生役よりも本作のようなアクの強い役の方が見応えがある。
抑制されたトーンにしたからこそ内面の激情がかえって際立ち、巧妙に仕上げられている。
最後はこれはあの息子ってことなのね?
女性監督って割とそういういやーな終わらせ方する人多い気がする。
口笛の音程やけに良いけど、吹き替え?