このレビューはネタバレを含みます
南部(モンタナは西部だが)訛り喋るベネさん、ちょっとマシューマコノヒーみたいだ。
トキシックマスキュリニティに鉄槌を下すような作品。
ピーターを主役にしていたらシンプルな復讐劇の話になるのだろう。
男らしさに囚われた男を、だんだん「おっ、いいとこもあるじゃん」「純情なヤツなんだな」と見せかけておいてのラストは視聴者に冷水をぶっかけるような構成で、犯罪者に「でもこの人いいところもあるんです!」と擁護する向きを一掃させる説得力がある。
兄の素行を知りつつ奥さんを度々1人にするジョージにも結構イライラしてしまった。
ピアノの練習のシーン、私はフィルの不器用な優しさを感じたけど揶揄ってただけだったのかな。少なくともローズはそのように感じ、ストレスからアル中になってしまうわけだけど…。