似太郎

ダイナーの似太郎のレビュー・感想・評価

ダイナー(1982年製作の映画)
4.6
脚本家出身であるバリー・レヴィンソンの監督デビュー作。もう一つの『アメグラ』。メリーランド州ボルチモアをここまで魅力的に描いた青春映画もないと思う。

主演のミッキー・ロークにケヴィン・ベーコン、ダニエル・スターンと役者陣が皆フレッシュでどこか情けなく、アメリカらしい風土を活かした【男同士の友情】が描かれる。徹底して男目線の、ダサダサ青春ものとして楽しく観られる。

レヴィンソンはローレンス・カスダンと並んで過小評価されてる監督だと思うんだが、本作と『ティン・メン』『わが心のボルチモア』『リバティ・ハイツ』は再評価してもいい映画なんでは…?と個人的に思っている。

80年代を代表する良心的なヒューマン・ドラマであり私の好きな「日常風景が延々と垂れ流される系」である。この監督はいま何をしてるんだろうか…❓
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